カニのお取り寄せや通販には、よく〝ワケありカニ〟とか激安のカニ、また最近では〝カニの福袋〟などもありますが、そういう安いカニの商品の詳細をよく見てみると…


〝ズワイガニ冷凍（トゲズワイガニ）〟


などの表記を見かけることがあります。


普段トゲズワイガニなんて聞いたことがないので、
「どんなカニなんだろう？」とか
「トゲだらけのカニ!?」
「あやしいカニでは？？？」
という不安から注文を躊躇してしまうのも当然だと思います。


筆者もはじめて、〝トゲズワイガニ入り〟という商品を注文する際には、ちょっと怖くなって、調べてみました。


その結果、トゲズワイガニについてわかったことを以下に記します。

トゲズワイガニという名称からは、きっとトゲのあるカニなんだろうな…
と想像していました。


こんなのとか…
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こんなのとか…
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でも、実際のトゲズワイガニは筆者が想像していたものとは全く違う姿をしていたのです。


これが真実のトゲズワイガニの姿です。
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トゲらしきもの…　ありませんよね。


というか、見た目は普通のズワイガニと変わらないように見えます。


では、普通のズワイガニと、トゲズワイガニの姿を並べて比較してみましょう。
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どうでしょうか？


おそらく素人が見ても、ズワイガニとトゲズワイガニの違いを見分けることはできないと思います。


では、一体どこが違うのか？


トゲズワイガニのどこにトゲがあるのか？

それではトゲズワイガニの真相に迫りましょう。


はい、トゲズワイガニというからには、どこかにトゲがあるはずです。


そのトゲはどこにあるかというと…


ここにトゲがあるんです。
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え！　と思うかもしれませんが、ズワイガニとトゲズワイガニの違いは、この甲羅の端っこにある、小さな突起のようなトゲ？　があるかどうかの違いしかありません。


なお、脚にはトゲはないので、通常のカニ通販では、脚のみの販売なので、ズワイガニとトゲズワイガニの違いを見分けることはまず無理でしょう。

ということで、トゲズワイガニは、甲羅の端に小さなトゲがあることをのぞいては、一切違いはありません。


また、トゲズワイガニは、水温の低い北海道の北にあるオホーツク海で採れるので、身がしまっていて味はおいしいと言われています。


また、ズワイガニには大きく分けて二種類あります。


オピリオ種という日本近海で採れる小さめのサイズのズワイガニ。


バルダイ種という主にアラスカで採れる大きめのサイズのズワイガニ。


そして、高級料亭では、身が大きく、味覚にも優っているバルダイ種のズワイガニが使われること多くなっています。


ちなみにトゲズワイガニも、このバルダイ種のズワイガニなので、日本近海のこぶりなズワイガニや、紅ずわいガニよりも美味と言われています。


しかし、悲しいかな日本人のブランド思考により、松葉かに等のタグのついたブランドカニよりも、ずっと安い流通価格で取引されています。


でも、これは逆に考えれば、トゲズワイガニというネガティブなネーミングゆえに、カニ通販では、かなり安く購入することができます。


なので、カニ通販で、〝トゲズワイガニ〟と詳細に記されていても、心配せずに、


「お！　これはお買い得だな！」


と安心してポチってもいいではないでしょうか？


筆者も実際に、トゲズワイガニを実食したことがありますが、見た目も味も、ズワイガニと全く遜色なく、「おいしい！」「得した！」と思いながらいただくことができました。


以上、トゲズワイガニとズワイガニの違いについての解説でした。